こだわり建材その4_熱交換換気システム

低燃費住宅ではドイツ製の換気システムを標準で採用しています。

この換気システムは、蓄熱エレメント+ファンで構成された換気ユニット二台が一対となり70秒ごとに給気と排気を繰り返します。
メンテナンス性の悪い長いダクトを用いたものと違い、ダクトレスで壁に独立して設置されるタイプですので、点検やお掃除も手間要らずの構造です。

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排気時は蓄熱エレメント(壁内に設置された筒状の蓄熱材)に室温が蓄積され、給気時に外気が蓄熱エレメントを通過する際には室温に近い温度で室内に入ります。
これにより、給気と排気を繰り返しても室内の温度変化を最小限に抑えることが出来ます。
換気による冷暖房費負担を最小限に抑えることが出来る理に叶った換気システムです。
天井裏などにダクトを這わせる必要がなく、設計の自由度が高いのも本方式の利点です。
また、一般的な壁掛けタイプの熱交換換気扇と違い、部屋ごとでなく居住空間全体を管理するため家全体を一定温度に保ちやすいのも特徴です。
年間消費電力は約600円/台、30坪の建物で設置台数4台が目安です。
また、24時間換気による連続運転で給排気を行うので、窓を開放する必要がありませんからセキュリティ性が向上します。
室内のどこに居ても一定の温度に保たれる換気システムですので、ご高齢者ヒートショック(血液障害事故)を予防できます。
また、標準フィルター以外にアレルゲンの進入を防ぐ花粉フィルターを使用することでアレルギーの緩和が期待できます。

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