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9.52016
しおりちゃんの設計図
みなさん、はじめまして。
あだ名は校長先生。またの名を好調先生とも呼ばれている、山部です。
長年、教育の仕事をしてきたからか、校長先生のように見られるようです。
過去には実際に先生を指導する立場にありましたので、先生、先生と呼ばれていました。
入院中は、他の患者さんからお医者様と間違えられ、先生、先生となんども声をかけられました。
私も同じ患者なんです、と話しても、先生、先生と呼ばれるので、あちらの先生に相談してくださいね、と言うようにしました。
さて、みなさんはどんなイメージを持たれたでしょうか?
頭の禿げた60歳前後の爺さん!
当たらずとも、遠からず・・・
いやいや、それはちょっと悲しいです。
でも、お子さんには結構人気があるんですよ。
子どもたちは、よく大人を見ています。
お父さん、お母さんのことはもちろんのこと、出会う人すべてを、よーく観察しています。
初対面であれば、なおさらですね。
私は、長年教育の仕事を通じて子どものことを研究し、子どもから学ぶことを続けてきたので、
子どもの良いところを見ようとします。
それだからか、子どもたちは私のことを受けれてくれるようです。
その一方、子どもに好かれるので、周りの大人からはジージー(爺爺)と呼ばれるようになっています。
喜んでいいのか、悲しんでいいのか、複雑な心境のこの頃です。
ですが、子どもたちの笑顔、楽しむ様を見るのは、何よりの喜びです。
先日、お家の設計プランの相談でお客様のお宅を訪問しました。
そのお宅には二人のお子さんがいて、年長の娘さんは絵を描くのが好きで、いつも塗り絵をしたりしています。
この日、設計プランの相談をしていると、娘さんもお母さんのそばで図面を覗き込み、
そのあと、一人でおとなしく何か絵のようなものを書いていました。
そして、相談が終わって帰ろうとしたときに、娘さんが「はい」と言って1枚の紙を手渡してくれました。
プレゼントだそうです!
何かと思い、その紙を開くと、
娘さんが描いた素晴らしい設計図がそこにありました。
先ほど相談していた図面を見て、それを真似て描いたのでしょう。
実に細かいところまで、よく描けています。
しかも、単に真似ただけでなく、階段を見ると、2階やロフトの図面にまで階段が続いていて、
実に創造的な表現も見ることができます。
この図面を見て、本当に娘さんの素晴らしい能力の高さが見て取れます。
帰り際に、娘さんにサインしてほしいとお願いしました。
すると、しおりちゃんは、機嫌よく私の要望に応じてくれました。
帰りに何度も、しおりちゃんの描いた図面を見直しながら、嬉しくて嬉しくて、
しおりちゃんのためにも最高のお家を造るお手伝いをするぞ!と気合を入れました。
本当に、子どもは宝ものです。素晴らしい可能性を秘めています。
私たち大人は、未来の子どもたちのために社会を成長発展させると同時に、
我々の住む地域、日本、地球を守っていく必要があります。