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9.142015
シックハウスやアレルギー対策をした健康住宅
【自身のアレルギー発症が原因で…】
『シックハウス症候群』とは、住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害の総称です。
高度成長期の社会を背景に住宅の高気密・高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材を多く用いたことにより、室内の空気が化学物質などに汚染され、そこに住まう人の健康に悪影響を与えるケースが多く報告されるようになったのです。
住宅に関係する疾患では、ハウスダストアレルギーなども問題になっています。
“ハウスダスト”と聞くと、家の中のほこりやチリによって引き起こされるアレルギーだと思ってしまいがちですが、ハウスダストアレルギーの原因には繊維類、鉱物質、動物の毛、細菌、カビ、ダニなども含まれています。
このこちらのお宅のオーナー様のC様はご自身の身体に発症したアレルギー症状がキッカケとなり、住宅環境などに関心が芽生えたをお持ちになったといいます。
「結婚を契機に新築の賃貸マンションに住むことになって…その頃からなんだか体調がおかしくなってきたんです。楽しいはずの結婚生活も…目はかゆいわ、頭は痛いわ、じんましんは出るわで、もうそれどころではなくなってしまいました。
病院で診てもらうと、シックハウス症候群ではないかといわれてしまいました。このままではどうしようもないので、何かラクになる方法はないかと、インターネットなどであれこれ調べはじめたところ、シックハウスやアレルギー対策をした健康住宅があるという記事を目にしたんです。それが、低燃費住宅でした」(C様・談)
【健康住宅をつくるために必要な要素とは?】
”健康住宅”という言葉は非常に曖昧なもので、一般的には無垢材(むくざい)や漆喰(しっくい)の塗り壁などの「自然素材」を使用し、新建材の使用を減らした家を健康住宅と呼んでいます。そして、日本では「健康住宅=自然素材住宅」という図式がまだまだ大半を占めています。
しかし、本当は違うのです!
私たち低燃費住宅の考える『シックハウス対策』とは、単に自然素材を使えばOKといった単純なものではありません。