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6.292016
家選びは「窓」選びが重要
皆さん、いつも低燃費住宅東海支店のスタッフブログをご覧くださってありがとうございます。
広報業務担当のシモさんです。
もうすぐ7月。
間もなく梅雨も明けて暑い夏がやってきます。
今日は省エネや家づくりにおいて良い窓を選ぶことが重要というお話です。
吉田兼好の徒然草に、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」という家づくりに関係する一節があります。
冬の寒さは、暖をとることでいかようにも過ごせるが、夏の暑さはどうしようもないので風通しや日差し対策を考えて家を作ることが重要であるという意味です。
この考え方については、賛否両論いろいろ議論されていますが、日本の夏が蒸し暑く過ごしづらいのは今も昔も変わらない事実です。
私たち日本人は、昔から夏は風通しの良い家が過ごしやすく、エアコンを使わない省エネなイメージを持っています。
ですが、セキュリティ万全の高層マンションならいざ知らず、一戸建てのマイホームの窓を24時間全開で過ごすことは鎌倉時代でない現代において現実的ではありません。
そこで、最近は年中窓をしっかり閉めながら気密性を保ち、換気制御装置で家の中の空気を入れ換えるという考え方が日本でも取り入れられています。
住宅の「断熱・気密・遮音・防犯」、この点において窓は最も弱い部分です。
冬の建物全体の熱損失でみた場合、せっかく暖めた家全体の熱は40%が窓から逃げています。
逆に真夏の外気熱は全体の70%以上が窓から室内に伝わっています。
そのため、窓の性能が低い家では、壁の断熱材をいくら増やしても、それに見合った効率の良い冷暖房効果は得られません。
つまり、良い窓を選ぶことは「建物全体の断熱性能を向上させる」上で費用対効果にもっとも優れたことなのです。
そこで、皆さんに知っていただきたいのが窓(サッシとガラス)の種類とその性能を表すU値。
サッシの種類はアルミ、樹脂、木、複合など様々で、そのサッシに何層構造のガラスを組み合わせるかで性能が変わります。
また、日本の建材メーカーの窓を大きく上回る性能のヨーロッパ製サッシもあります。
それらを評価するための基準がU値(熱貫流率)です。
U値は熱の伝わりやすさ(逃げやすさ)を表し、数字が小さいほど高性能な窓となります。
日本の国土交通省が定める省エネ建材等級の最高基準のU値は2.33(★★★★)。
これはあくまでも日本の基準で、住宅先進国ドイツは1.3以下。
ですので、ドイツ製の窓は自ずと高性能なものになります。
私たち低燃費住宅が採用しているドイツ製のトリプルガラスの樹脂サッシは、窓単体でU値0.78です。
これは、日本国内でダントツのトップ性能の窓です。
(サッシ断面の部屋数の多さは、断熱性能の高さに比例します。)
良い窓を選べば、室内の温度が外気温の影響を受けにくくなり、省エネな家になります。
また、熱が伝わりにくい窓は音も伝わりにくいという特性もあります。
(実はこの部分がお客様にとても好評です)
騒音を遮断し音漏れの無いストレスレスの室内空間。
お子様のピアノのレッスンやお父さんの趣味のギターもご近所迷惑になりにくい窓です。
さらに、防犯性も高まります。
エアコンや床暖房に頼らないで、家そのものの性能を上げて快適に過ごせる省エネな家をつくるためには窓選びがとても重要だというお話でした。
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これから暑くなる時期だからこそ、エアコンなしでもヒンヤリ快適な構造をご体感していただくことをお勧めいたします。
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